TECHNOLOGY麗光の技術

不良・品質用語

2026.08.27 用語説明

フィッシュアイ

フィルム成形時やコーティング時に発生する、魚の目のような小さな突起状の欠陥。原料樹脂の未溶融物や異物の混入、コーティング液中の気泡などが原因となります。

 

カール(反り)

フィルムが特定方向に丸まってしまう現象。多層ラミネートにおいて層間の収縮率が異なったり、コーティング剤の乾燥収縮が強すぎたりする場合に発生します。

 

ニュートンリング

透明なフィルムと別の面が密着した際に見える、虹色の干渉縞。平滑な面同士がごくわずかな隙間(光の波長程度)を介して接触することで発生します。液晶パネル用部材などでは外観不良とされるため、フィルム表面に微細な凹凸(アンチニュートンリング層)を設ける対策を行います。

 

ハジキ

コーティング液が基材に馴染まず、点状に弾かれて下地が露出する現象。基材表面の油分や指紋といった異物、または基材と塗料の表面エネルギーのミスマッチ等に寄り発生します。

 

スジ

コーティング方向に沿って発生する、線状の塗りムラ。コーティング方法により、発生要因は様々だが、塗工ロール・ドクターブレードのキズやコーター部への異物や泡の付着等により発生します。

 

ゆず肌

塗膜の表面が乾燥過程で十分にレベリング(平滑化)せず、柑橘類の皮のような凹凸が残る現象。乾燥温度が高すぎることによる急激な溶剤の揮発や、コーティング液の流動性不足が原因です。光沢度や透明性に悪影響を及ぼします。

 

ブリードアウト

フィルムや塗膜の添加剤(滑剤、帯電防止剤、可塑剤など)が、時間の経過とともに表面に染み出し、白粉やベタつきが発生する現象。

 

ブロッキング

重ね合わさったフィルム同士が、熱、圧力、湿気などによって貼り付いて剥がれなくなる現象。平滑性が高すぎるフィルムや、未乾燥のコーティング剤、あるいは過度な巻き取り圧が原因で発生します。

 

ピンホール

フィルムや蒸着層に目に見えないほどの微細な穴が開く現象。蒸着材料の突沸や、搬送などによって発生する蒸着層の微細な傷、付着異物による蒸着膜の欠落などにより発生します。